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Murphy Bed(収納式ベッド)の製作

寝室で使っていたのは普通のフランスベッドのダブルサイズ。
コレを収納式にしたい、と無茶苦茶なことを言い出したのは例によってハニーです。


グーグルで画像検索してみると分かりますけど、なかなかDIYするにはハードルが高そうな相手・・・。


横開き/縦開き、ベッドのサイズ、でいくつか種類があります。うちが選んだのは縦開きタイプ。


あけると金物とガススプリングが入っています。
丁寧な説明書も付いて来ていて、ひたすらいわれるとおりにしていくとさっきの画像みたいなのが出来ることになっています。


元々使っていたマットレスをそのまま利用したいのですが、アメリカの規格とは異なるためデザイン変更が必要です。そのことを伝えたらわざわざ切り出す部品のサイズを拾い出してくれました。ありがたい。


ありがたいんだけど、全部インチ・・・。アストロ行ってインチミリ両方測れるスケールをゲット。数百円でした。


半日かけて切り出し。厚み=19mmの合板を要求されたのですが、そんなの無いので9mm合板を2枚貼り合わせています。デカ物はマービーのホイールを載せて圧着、小さいのは捨て板を当てがってクランプで締め付け。
ベッドなので長さが1800では足りず、一枚あたり2000円。高く付きますな・・・。


ベッドの面を構成する骨組み。
材料は胴縁用の松材、これも要求されたサイズにピッタリ合うのがなく、微妙な調整のためテーブルソーが必要になったのです。
元々が精度が要求される材ではないため、断面が正確に四角くなっていません。


そのままだと面から飛び出してしまうので鉋で調整。


強度を出すために木工用ボンドを併用してます。


張り合わせた板が乾いたら、金物をつける作業をしていきます。
26mmのスライド蝶番用のカップが活躍しました。
これは収納可能な脚部が取り付く部分。


軸が飛び出しているのが収まるように、途中まで掘り込んでいます。


ジグソー、何か今回は失敗・・・。何故か刃が傾いてしまう。


うわわわ、穴あけ位置間違ってしまった。
間違えたのはガススプリングが取り付く部分です。もう一つはベッドが上下する際の軸。


金具の位置出しにあると便利だよ、と製作を推奨されていたバカ棒。胴縁を引き割りした木っ端の中にちょうどぴったりなのがいました。


こちらはベッドが収まる枠。ガススプリングの受けと、ベッドが上下する軸の受けが付きます。


軸部の穴はカップであけます。そのまま抜けると穴の縁がボロボロになるので木っ端を強くクランプで締め付けておきます。


ここまでの加工作業時間、おおよそ15時間ほどでしょうか。
それに比べて組み立てはずんずん進行していくのが見えて、楽しいですね。


80%ほど形になりました。ここで時間切れ。とりあえず寝られるようにして、残りは次回。




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