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Murphy Bedの製作 2

前回はベッド本体と、それを収納するキャビネットが出来たところまででした。
寝室につけたクローゼット、床から100mm浮かせて取り付けました、コレと同じ高さにしたいのです。理由は二つ、畳の上に動かせないものを配置したくないのと、隙間から間接照明で照らしたいのです。


梁から吊ることにしました。相当な荷重が掛かるため、丈夫な金物が必要です。
これは梁に固定される部分。


裏表から深く溶け込ませています。数トンかけてもはがれることは無いでしょう。


こちらはベッドキャビネットが固定される側・・・熱を溜めすぎました。溶け落ちてしまった。


鉄板を同じ形で切り出してあてがって・・・


再度溶接して。


削ってみたら繋がってますね。穴が残ってしまいましたが、この辺が今の腕の限界。


完成するとこうなります。角材はカーポートか何かの部品、keigoのところに転がってたのをかっぱらってきたもの。


2液ウレタンで塗装してインストール。


天板を金物が突き抜けられるように、ルーターで隙間を掘っておきました。


ヨイショっと持ち上げて梁に固定すればOK。正式の名前が分からないのですけど、補強金物に付属してきた■スクリュー(四角カラービット、という名の工具で締めるやつ)で固定します。
このベッド、100キロは全然無いと思いますが、かなり重たいので一人では無理。keigoに手伝ってもらい、下駄をかますなどしながら何とか梁に縫い付けることに成功しました。


このベッドを作ってみようと思う日本人はほとんどいないと思いますけど、参考までに。
本来19mm厚の合板で設計されているのを9mm×2=18mmで製作した場合に問題になるのが2点。
1:全体が軽くなってしまい、ガススプリングの反力に負けて浮こうとする:
これはマットレスの下に合板をもう一枚敷いてやればOKです。丈夫になるし全然問題ないです。元のデザインだとペラペラの板を使うことになっていてマットレス無しで踏むと板が割れてしまいます。
2:ピボッド部の隙間が1mm大きくなる:
わずか1mmなのですが、この差がキャビネットの端まで行くと3〜5mmに拡大して、ベッド本体との隙間がおかしなことになります。この写真を良く見ると、木材と黒い鉄のプレートの間に1mmのワッシャーを挟んであるのが見えます。コレで解決できます。


上部で固定しただけだとグラグラ揺れるので、もっとしっかり固定する必要があるのですが、後ろの壁に縫い付けるだけだと、手前に位置するキャビネットのたわみ分だけピボット部が左右に動いてしまいまって不十分。
そこで固定と収納の両立を狙ってクローゼットとベッドの間を棚で埋めて行きます。


金物の受け側が飛び出していますので・・・


ルーターで干渉部分を掻き取りました。


ピタッと収まりました。


全部の棚をインストールし終わりました。


ベッドを閉じるとこうなります。お部屋を広く使うことが出来ます。
後々背面をおしゃれに装飾するつもりで、まだハンドルもつけていないため、引っ張るための紐が出てます。


床から浮かせて取り付けた分、足の高さが足りないため、キャビネット本体を梁に縫い付ける際に使用した下駄をそのまま流用しています。


棚の一つをわざと低く作って携帯とメガネを置くスペースにしました。





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