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OniTorqueタコ足導入 2

タコ足加工の続き。


熱を掛けたせいで歪んでいるボスにタップを通します。
常時高熱と振動にさらされるボスのねじ山溶接以外の理由でも痛むことがあるので、このタップは一つ持っておいて損は無いかも。


ボスの中にスパッタが飛び込んでくっつくと面倒な事になるなと思い、メクラをねじ込んでおいたのですけど。奥まで締め込んでしまうとボスのゆがみで取り外せなくなるかも、と思ったため数山かませただけにしておいたんですよね。
案の定メクラのねじ山にスパッタが飛んだのでダイヤモンドやすりで削り落とします。このセットも何かと活躍するので持っておいて損は無いです。アメリカのハードウェア店で数ドルでした。


仕上げはこちらのねじ山やすり。ダイスの手持ちが無いときに重宝します。これも持(略


スプリング留めにすることにしました。スプリングフックを溶接で取り付けます。
位置決めは針金で。スパッタ避けにボスにメクラとタップを刺しておきました。



何とか付けられました。


運棒はこう。パイプの上でアークスタートし、溶融池が出来たのを確認してすぐにスプリングフックの脇に引き、すぐにアークを切ります。これ以上アークを継続するとスプリングフック自体が溶け落ちてしまいます。


アークスタート時の棒の角度は45度くらい、寝かせておかないと溶融池がアークに押されて溶け落ちてしまいます。溶棒の太さは1.5ミリ、電流は40A弱(200V)です。本当はもう少し電流を落としたいのですがそうするとアークがスタート出来ません。


こちらが実際に溶け落としてしまった際のリカバリー例(ガガーン)、パイプの中に鉄棒をいれ穴を裏から蓋してあります。母材の上でアークスタートした後、穴にあてがっておいた廃材の上に移動して周りの母材ごと溶かして塞ぎます。鉄なら廃材が溶けて勝手に切れるまで熱掛けていられるのですが・・・ステンは熱が逃げないのでそんなにのんびりしていられません。


学習効果がなく、もう一箇所穴を開けてしまいました。こちらは廃材を穴に刺して溶接。


苦労しましたが塞ぐことが出来ました。


どちらの穴もブレーキクリーナーでピンホールチェックしましたが大丈夫みたい。




うん、スプリング留めカッコよいですね。


デカイ吸盤が二個ついて、タコ足感マシマシなこの逸品。インストールが楽しみです。





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