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-週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その五
-週末の楽しみ742Low Profile Headlights ver.H4 その3メス型が出来たので製品の製作に掛かります。メス型。綺麗に見えますが、マスターに貼ったテープの痕がそのまま転写されています。本来ならこの上にパテを塗り、完璧なメス型を完成させた後に製品の製作に掛かるべき。 ただ、凹部分にパテを綺麗につけるのは難しいのと、作る製品の数が少ないことから、このまま製品を作ることにしました。メス型にパテを盛って削るより製品をパテ細工するほうがはるかに簡単ですから。 型の端部はガラス繊維がむき出しになっています。ココに製品のFRPが食いつくと厄介そうなのでPPテープで覆っちゃいました。 PVAです。 離型剤はワックス+PVAが王道かと思うのですが。どうもググっているとワックスでPVAがはじかれてしまい、メス型と製品が一体化する惨劇がしばしば起きているように思われました。このPVAはちょっと珍しいタイプで「脱脂してから使用」と厳命されています。つまりワックス不要。そして「出来るだけ薄く塗るように」指示されています。 左が施工後。透明と青があり、見えやすいように青を選びました。つか、透明を選ぶ意味ってどこに。 購入元はこちら。結論から言うとこのPVA、かなりオススメできるかと思います。 積層準備。さまざまな形に切り出したマットとサーフィスを準備。 # PVAが一箇所に溜まらないようひっくり返してます。 積層完了。1プライ、端の部分が薄くならないように気を付けました。 メス型から製品を抜きました(下側が製品)。 PVAは完璧な仕事をしてくれました。 フィルム状になって残っているのがPVA。 忠実に型を再現し、綺麗に抜けました。 メス型にはマスターにPPテープを貼る時に出来てしまった気泡が完璧に再現されています。それがそのまま製品へとさらに転写されました(笑)。目の細かな仕上げヤスリで削り落とします。 右側は硬化が完全じゃない状態でドライバーを差し込んでしまい、裏に貫通してしまった部分。表にPPテープを貼り裏から樹脂を流し込んでリカバリーします。 このPVAは非常に優秀だと思います。フィルム状になっているPVAは水洗いで簡単に綺麗に落とせます。 TOPへ |