TOP -週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その五 -週末の楽しみ777

Keigo1951 ミッション脱着・シール打込

エンジン脱着とミッション脱着、どちらかと言うと後者の方が苦手です。ジャッキに載せたミッションを動かしてエンジンに刺すより、チェンブロでエンジンの位置を合わせてメンドラにクラッチ刺す方がずっと正確に動かせるので。


ミッションがジャッキの上で不安定に動くのも危なっかしくて好きになれない理由です。ミッション用のアダプターを持っているのですが、高さが出てしまうため馬では使えないのですよね。


やり直し作業を楽しめるように、このアダプターを改造して使い物になるようにします 。不要な部分を削除して高さを抑え、ジャッキに刺さる部分を切り取って移植します。


接続部分を切断完了、中空かと思っていたらソリッドでした。


角度調整機構、使えると便利なのでしょうけどね。
ぶった切ります。


ここまで切ったところで接続部を溶接します。


こいつがモゲるとシャレにならないのでガッツリ溶接しました。
要らん部分を先に切らなかったのは、溶接の熱歪みを少しでも抑えたかったから。


本来の向きから90度回して使うと完璧でした。ピタッと安定していてまったく不安がありません。角度も偶然ですけど完璧。


クランク後端からオイルが漏れていました。原因はこのシールが斜めに打ち込まれていたため。上と下で出代が1mm違っていました。作業ミスです。打ち込んでいる時にいつもよりもシールの入り方が渋いなとは感じていたんですよね。アルミのリングとシールの間は何も塗らないのが基本ですが、石鹸水くらいつけても良いかも。出来るだけ軽く叩いて入れていくのですけど、少し変形する感じがしたんで手加減しちゃったようです。


新品シールに交換するか迷ったのですが、作業でクランク/ アルミリングに傷を入れてしまうとややこしいことになるためまずは現シールを正規の位置に押し込んでみることにしました。
この木っ端はシールを打ち込むのに使ったもの。考えた末にKeigoが取った方法で、狙いはアルミリングを変形させないこと。木っ端の方がアルミリングよりも柔らかいのでうまくシールだけを押し込むことが出来ました。


どうしてもこの状態でエンジンを掛けてチェックしてみたくなり、ベルハウジングだけ戻してセル(とタコ足)を取り付けて始動しました。


結果はOK、漏れはありませんでした。斜めに打ち込んでしまったシールの変形と偏摩耗が心配でしたがごく短時間だったのでシールにはダメージが無かったようです。時間が経つと本来の形に戻っていくわけで現時点で漏れないなら今後も大丈夫でしょう。


クラッチのオペレーティングレバーの穴からも覗いてみました。オイルが舞う様子はありませんでした。


こんなことをやってみようと思う人も少ないでしょうけど。もしやるならエンジンが結構前後に振れるので固定する方法を考えた方が良いです。一度震え始めると共振して止まりません。
最初スリング掛けて下向きに引っ張れないかと考えたのですが、固定先が見つからず。補強バーにトラロープで縛り付けました。



ベルハウジングは3速がブローしたミッションから外したもの。

タコ足から先はつけないままで始動したため、アイドリングでもそれはそれは凄まじい爆音で、イヤマフなしでは近づけないほど。ドラッグマシンかってレベルでございました。


2021.04.18追記
結局漏れてやり直しになりましたトホホ。教訓、漏れたシールはとっとと諦めて交換すべし。





TOPへ  
 
inserted by FC2 system