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蔵Project 3:基礎完成

この後はベース生コン打ち→ブロック積→ブロック内に生コン充填、と進んでいきます。

2021.06.29


コンクリートミキサー車登場。
必要な量は1.3m3なので、こんなでかいのでなくていいのですが。使われるミキサー車のサイズは搭載量よりむしろ路地の大きさで決まるらしく。小さいのじゃないと入れないときに小型のミキサー車が使われるよう。


1.3m3という量。素人には大したことないように聞こえるかもしれないのですが。お風呂に入る水の量は250リットル前後、つまり0.25m3。水だったとしても風呂桶5杯分以上運ぶのは容易じゃありません。


そして。コンクリートの比重は2.3。風呂桶12杯分ほどの水を運ぶ労力という計算に。ひぇぇぇぇぇ。聞いただけで腰が破壊されそう。
砂利を運ぶときよりだいぶ少なめにネコに入れていたのも納得です。


ズシャーズシャー。


ズシャーをこの鍬的なので突っつくと液化して ”たゆんたゆん” に変化します。一部の例外を除き男の子がだいたい好きな大きなアレくらいなたゆんたゆんです。


歩み板を掛けるのに一旦鉄筋を曲げています。
転ぶと鉄筋が体に突き刺さってとっても痛いはず。工事現場で遊んじゃダメ!って子供のころ口酸っぱく言われましたが大人になった今、とっても納得です。でも工事現場って魅力的なんだよね。


ほどよくたゆんたゆんさせます。やりすぎると水とそれ以外に分離してしまいます。足りないと”じゃんか”と言われるチョコクランチバーみたいな状態に。


打ち終わりました。美しい。


電線を通すためのCD管。
基礎の天辺から飛び出すことになります。


あんなに深かったのに・・・。砕石200mm+ベース生コン200mmが投入され、地面まで400mmに。


少しだけ余裕を見て1.5m3頼んでいたので余りが少し出ます。ぶちまけて固めて、埋め戻す際に土中に埋めてしまいます。


ちなみに。ポンプ車を頼むとその時点で4万円。さらに屋根をかわすためのパイプ一本当たりいくらで取られるので・・・安くするためにKeigoが頑張ってくれたという。仕事だったら絶対ポンプ車じゃなきゃ受けないって言ってました。


記憶にまだ新しいシン・ゴジラでもポンプ車が活躍してました。ヤシオリ作戦。


2021.06.30


ベースのコンクリートが硬化したら、ブロックを3段積みます。1個の高さが190mm、目地が10mm入って計200mm。2段が土中に埋まり、砕石200mm+ベース200mmと合わせて800mm。冬でも凍らない計算。1段が地面から飛び出して建物を水撥ね等から守ります。


職人さんによりやり方は多少異なるようですが、高さor前後左右のどちらかを1段目で合わせ、2段目で残りを合わせるようです。


ベースの上にモルタルをすとんすとんと置いていって。


縦目地になるモルタルを置いて、ヘラの尻でコン コンと二回ブロックを叩くとモルタルがブロックに吸い付くそうな。


最後の部分は幅が中途半端になるので・・・


カット。
ザクザク切れて行きます。


石工用のハンマーでカツンと叩くとパキッと割れます。
ちょんのう、って呼んでましたが北海道弁?


1段目が積み終わり、これから2段目に。


2段目完了。この時点で高さと”通り”が糸に合っています。


横筋です。


材料屋さんが予備を付けてくれていた様子。
幸い一つも欠けてませんでした。



ふ、ふつくしい・・・。まさしく職人芸です。
そもそもモルタルが縦目地にくっつく、ってのが意味わかんない。置いてから隙間に にゅにゅにゅにゅ って押し込めるわけじゃないんですね。


2021.07.02


ブロックを積んだモルタルが乾いたら中にコンクリートを充填。
作業中の写真が無いのはそんな暇ないから。再びミキサー車がやってきてズシャー。人力ヤシオリ作戦、時間との戦いです。


土台をナットで固定するためのボルトが生えています。


CD管。中に照明と電源を取り付けるためです。
モノをしまうだけでなく、ちょっとした作業もこの中でできるようにしたいのです。





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