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MoTeC M4で疑似ITB制御

MegaSquirtのITBモード。実際に触ってみてMoTeC M4でどこまで迫れるかやってみたくなりました。
すでにTP制御・Dジェ制御、の2枚のマップを使っていますが、Dジェに受け持たせる領域を大幅に拡大することになります。


最初にやらなければいけないのはDジェの受け持ち領域の決定です。MegaSquirtに倣ってMAP/BAP<90%をDジェにやらせてみます。ログを取得して、MAP=90となる箇所を探し、その時のRPMとTP値をメモしていきます。


スプレッドシートに書き出して散布図を描きます。
どういうわけなのか、MegaSquirtで同じ作業をした際よりも大き目に数字がばらついています。


これがアイドリング領域以外TP制御のマップ。


赤線で囲んだのがMAP=90より低負荷の領域。これをMAP=90のセルの数値に一律書き換えてしまいます。


MAP<90領域はメインテーブルの値をセカンダリーテーブルを使って減量します。低負荷になるほどDジェの影響量が大きく、MAP=90に近づくほどDジェによる補正量が減っていくので、Dジェ制御とTP制御をスムーズに行き来できるのではという作戦。


セカンダリーテーブル。負荷軸はMAP/BAP%で、アイドリングでも負圧は0.6気圧程度にしか下がらないので負荷軸の最低値は40に設定しました。
想定では負荷が低いほど大きく減量され、90%を超えたら減量=0になる・・・はずだったのですが、どういうわけか>85%でプラスの数字が入っています。。なぜ増量が必要になった?実走しながら手打ちしていったものなので暫定もいいところなのですが、それにしてもメインマップの数値で足りなくなるというのは解せない。


オフセットを選択していますので、セカンダリーテーブルに入っている数値は%IJPUそのもの=メインマップに対してのパーセンテージではなく、メインマップからの差し引きです。
例えば2000rpmでMAP≒90となるTPの値は15、その時のメインテーブルの値は19.5。ここにセカンダリーマップから10も足されるというのはどう考えてもおかしい。何か見落としている気がします。

ともあれ。
この疑似ITB制御はかなり面白い。
もうしばらく遊んでみようと思います。





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