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MAP脈動 2とO2センサー出力の応答遅れ 2

続きです。


金魚鉢バルブを絞ってみました(1)。
1kPaまで詰めることが出来るのが分かります。
さらに絞ろうとしたら完全にバルブを閉じてしまったらしく73kPaで固定になりました(2)。そこからほんのわずかに開いた結果脈動幅は2kPaに(3)。M4のEMP画面は人間の目で確認できるように表示更新レートを落としているので正確な脈動幅は確認出来ません。ログ確認必須。


実走テスト。アイドリングで2kPaの脈動を許容した状態です。
MAPの反応遅れを心配していたのですが。TPの動きと完全にシンクロしているように見えます。


横軸を引き延ばします。それでも応答遅れは認められず。
金魚鉢バルブ、いい仕事をしています。


TPS値の小さいところでも遅れはなし。TPS値のわずかな変化をまるで増幅しているかのようにMAP変化がぴったり同調して起きているのが分かります。
これが低開度においてDジェの方がα-Nより精密な制御が可能となる原理。


続いて、停車時に無負荷でスロットルを開けていき、エンジン回転数をある程度一定に保った状態で、Over All Trimを変えてInj Dutyを変化させ、Lambdaの反応を見てみます。


理屈としては簡単なのですが、実際にやってみると再現性があるデータを取るのがかなり難しいことが分かりました。Over All Trimを十分に意味のある量だけ変化させないとLambdaに明確に現れてこない一方、Lambdaが変わるとスロットル開度が同じでも回転数が変化し、Lambdaに影響が出てしまいます。
比較的それっぽいデータが取れたのが画像の時ですが、ここではLambdaが反応するまでの時間は0.2秒程度に見えます。


これはInj Dutyが変わってない状態なのにLambdaが動いている例。こういう状態も多く、前述のようなサンプルが有意な変化と言えるのかどうか疑問。
今回はOver All Trimを10%変化させましたが、もう少し大きく動かしてやるべきなのかも。

どうやったら正確なLambda Delayを知ることが出来るのか、もう少し悩んでみます。
少なくともスロットル開度を完璧に一定に保つ方法を編み出すのは必須ですね。右足じゃ無理。





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