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MAP脈動 5 #1#4ニップルのMAP値(再)

うっかりしておりました。


ロギングレート、20set/secにしてたつもりが。5set/secでした・・・
せっかく20set/secで取れるので、アイドリングのデータを取り直します(アクセルを開けたデータはそのあとの処理が超めんどくさかったのでパス)。


MAPセンサーの接続方向をアイドリングであれこれ変えてみた結果がこちら。
一番落ち着いて見えるのが連通管のみ。


別のログ。左半分が連通管のみ。右半分が連通管+#1#4ニップル。連通管のみの方がパルスに規則性があるように見えます。
しかし、50ms毎のサンプリングでは2msに1波のMAPの変動を云々するのは無理。変動幅は#1#4ニップル接続の方がやや大きいか同じ、に見えますが完全に断定は出来ないところ。


こっちの方は変動幅にはっきりした違いが見て取れます。
#1#4ニップルにMAPセンサーを繋ぐのは良くない、というのが4AGチューナーの間では定説のようで、その根拠になっているのがこの乱れっぷりなのかも。
どちらか一方のニップルだけにするとそれはそれは激しくご乱心されております。


#1拡大。オーバーラップの大きなカムの場合、各気筒毎に取り付けたニップルを開放した状態でエンジンを掛けると、アイドリングではニップルから空気がポッポッと断続的に出てきます。つまり正圧が掛かってるんですね。なのでこの暴れっぷりは予想されたところ。
ただ、正圧のサンプルは無いですね。これもまたサンプリングスピードの遅さのせいか。


#4拡大。#1と脈動の形はなんとなく似てますが周期が異なります。こちらは2秒に1度パターンを繰り返しているように見えます。が、そもそもサンプルとサンプルの間にはログでは見えない25個の波があるわけで・・・たまたまそうなった、という可能性がほぼ100%。
#1との幅の差はニップルの形状による圧損によるものと考えることもできるかも。

色々やってきてログから言えるのは、どうやら脈動幅については比較することが出来そう。脈動の波形を見るのは無意味で、平均値とピークとボトムの差も実際はもっと大きい可能性が高い。




〜2100rpmでTPS値に関わらず#1#4ニップルのMAP値の方が連通管のそれより約10kPa低いのは魅力的ではあるのですが。いざこの暴れん坊将軍ぷりをグラフで見てしまうと躊躇しますね。
#1#4ニップルそれぞれに絞りを入れて脈動幅を縮小したうえで連通管からの配管と合流させたらどうか、とかも考えましたが、得られるか分からないメリットを追って金魚鉢バルブの調整というやや不安定な要素を増やしているだけのような気も。





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