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MSハードトップ補修 ポリカ窓取付編

後はハードトップに窓を取り付ければ完成、です。


作業の間のハードトップ固定方法、タープの骨組みに吊るすことを思いつきました(この後風が出てきて吹っ飛びそうになり、慌てて布を取り外しました)。


S字フックで吊っています。


治具と窓を仮置き。どこも干渉することなくピタッとハマっています。


四隅は治具に固定されていない状態ですがそれでもやや大きめに隙間が開きます。TomoyaさんのMSハードトップは窓の最下部から雨漏りしていたそうなので、この部品は個体差が結構ありそうですね。


ただ置いただけだと上側にも大きな隙間が。
こちらはハードトップに窓を押し付けてやれば隙間を減らせそうです。


シーリングが固まるまでの間、どうやって治具+窓をハードトップに押し付けておくか、さんざん考えて行きついた方法がこれ。
アルポリックで作ったパネルを曲げ、ハードトップのロック固定部に取り付け。それに角材を渡します。治具と角材の間にキャンバーを程よく叩き込んでやれば窓の押し付け具合を調整できます。


>Tomoyaさん
うちの場合は上側を強めに押し付ける必要があったので角材をこの位置にしました、適宜変えることで上下のバランスを調整出来るかと思います。


上側がピタッと沿いました。
下側が持ち上がることもなく、全体をうまく押し付けることが出来てます。


シーリングのはみ出しに備えてマスキング。内側は多少汚れてもあまり気にならないので手抜きしてます。


”ポリカーボネートやアクリルは、一般の脱オキシム型シリコーンシーラントを使うとひび割れが生じる可能性があります。脱アルコール型シリコーン8051NやバスコークN、変成シリコーン系のスーパーシールをお薦めします”と販売元のセメダインが言ってましたので8051Nシリコーン系シーリング材を使用しました。
外周にぐるっと盛りました。
大きく隙間が開いている部分もあるので、もしかして足りなくなるかも?と心配しましたが結局半分くらい使っただけでした。1本あれば十分です。


そういえば、もしかしてうちの窓に細かな傷が入っていたのは合わないシーリング材のせい?と思ったのですけど、ばらしてみたらシーリングに接していた部分は健康な状態のままだったのでどうやらハズレ。傷は内側に塗られた黒のプリントの表側に集中しているので、太陽光の熱の影響によるものかなと思っています。
また、ポリカーボネートはフィルムを貼るとガスが発生して気泡が入るそうです。ペイントによる劣化の心配、フィルムもNG、上記の熱問題、以上から新しい窓は縁のプリント無しで行こうかと思います。


そうっと窓を載せてキャンバーを掛けて固定。急いで今度は内周からシーリング材を打ち込みます。四隅は特に念入りに押し込みました。


工程を想像していて、一人だと厳しいなと思っていたのがこの内周のシーリング材打ち込みでした。作業しやすい角度にハードトップを固定するのが意外と難しい。 本来の向きに平置きすると出っ張っている治具で支える格好になる=何かの拍子にキャンバーが外れそう。立てておくのが無難ですがシリコンシーリングをいじる時間の制約を考えるとS字フック&ロープと格闘する間が惜しい。
慌てて作業してうっかり治具が外れたら最悪の悲劇が待っています。
Keigoが手伝ってくれてとても助かりました。


気分はRWB 中井さんのオーバーフェンダー取付
実際には仕上がりは最悪です。プロが使ってるガンは途切れずに一定量のシーリングを送ることが出来ますが、198円の安物はトリガを操作するたびに玉になって出てくるので・・・。電動や空圧とは言わないまでももう少し良いのを用意すれば良かったかも。


同じような写真ばかりで恐縮ですが、シーリングを入れ終わって、はみ出したのを取り除いたところ。


裏側の隙間をいじるのに、アルポリックを切って簡単なヘラを作りました。
表側は中井さんに倣って指で。手袋はしましたけど。


どのくらい時間をおいてマスキングを剥がすのが良いのか。ググってもよく分からず、30分置いて影響の少ない部分をめくってみました(気温21度)。糸を引いたり、残す部分を引っ張ったりすることなくきれいにはがれてきました。今だ!


バリバリマスキングテープを剥いでいきます。マスキングテープに載った部分が綺麗に切れてくれるととても幸せ。


上手くいくところばかりではなく、失敗も。ひだのように見えるのが元々はマスキングテープに載っていた部分。余分なシーリング材の除去が甘かったようで、厚く残った部分がハードトップ側に残ってしまったもの。簡単そうに見える作業なのですが、どこまでがマスキングテープでどこまでが残すべき部分なのか、実際に見るととても分かりにくい。勘で攻めるしかなく無理してシーリングが足りないよりは・・・と安全策を取った結果がコレ。
はい、中井さんみたいに美しくきめるには修業が足りないようです。


でも、3/4は上手くいきました。気持ちいい!!


窓側のマスキングテープが終わったら、今度はハードトップ側。


今日はここまで。シーリングが完全に固まるまで数日を要するようなのでこの状態で放置します。


保管方法もずいぶん考えたのですが、何とか良い方法を見つけられたかも。ちょっとグラグラしますが・・・地震が来ないことを祈ります。





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