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灰皿付きショートコンソール 2

先日旅客機の灰皿をコンソールに埋めた話について書きました。


あまりにも格好良いので、もう一つ作りたくなりました。Keigo用です。
旧Nikkeiのフルバケ→うちのと同じRSファクトリーステージオリジナルに変更したので、シート高が地の底まで落ちてセンターコンソールに肘鉄を食らわすようになっていました。コンソールのショート化と灰皿の埋め込みを行います。

今回手に入れたのはデボネア エグゼクティブ(A31型)の後部座席用のモノ。リンク先の写真を見ると、ドアにつけられたひじ掛けに埋め込まれています。
メッキの状態も良く、左右セットで手に入れることが出来ました。


ショートにするにはぶった切ればいいわけですが。問題はどうふさぐのか。
うちのはアルミ板をリベット留めし、パテ細工しました。
今回使ったのは切り落としたコンソールからパーツを切り出してはんだごてで接着する技です。


コンソールの切れ端を溶かしてホットボンドのように使い、接着しています。結構な強度が出せるものなんですね。


裏から固定した後、この隙間も同じ方法で埋めてしまいます。


端材を使わずにはんだごてを押し当てて溶かすと、やせて行ってしまいます。


母材をちょっとだけ溶かしつつ、盛っていく感じ。


トグルスイッチが付く面が出来たら、次は灰皿を収めてみます。
旅客機の灰皿より一回り大きく、純正の灰皿の入る部分を削る必要がありました。


ピストンのリセスを掘った際に使ったシャンクがフレキシブルシャフトについたままだったので、最初はそれを使っていたのですが。埒が明かないんで6mm軸シャンクに交換。円柱型がベストでした。


見てたらどうもこれはイケそうな感じがしてきたので、もう一つ同じ方法で作ることに。サイドブレーキの角度で切って。


Keigoのを見ていて感じが掴めたのでゴリゴリ削っていきます。


デボネアの灰皿は受けがついてきていました。
純正の灰皿の幅にちょうどいい感じに収まってくれます。


ネジ一本で固定できます。


開口部の蓋を切り出します。


ネトネト〜っと。


スピコン付きのグラインダーを最低速度に設定してゆっくり舐めるように当てると熱で溶けて滑らかになります。


デボネア灰皿の回りを埋める蓋を切り出します。
ひじ掛け部分を使いました。少しラウンドしているのですが、はんだごてで強力に接着できるので問題なしです。


簡単そうに見えて実は右側がちょっと複雑な形をしています。


灰皿灯の穴の向こうが蓋なので、端材を溶かし入れてやれば固定できます。
その左右もはんだごてを浅く刺して溶着。


ここは目立つところなので成形に気を使いました。
うっかり痩せさせないようにたっぷり盛り付けます。



このコンソールがイマイチ状態が良くないのはウッドのパネルを貼っていたため。接着剤で汚くなっていました。フィニッシングサーフェイサーを使って仕上げればプロテイン塗装っぽくなって目立たなくなるでしょう。


受けを木ねじで固定しています。この受けも蓋と本体を固定するのに一役買っています。


銀色の丸いのが木ねじの先っちょ。グラインダーで削り落として絨毯をひっかかないようにしています。


ブーツを取り付ける枠の固定用ネジの受け。一本折れていたのでこれもはんだごてで修理。


はい、2個とも完成しました。


しゃぶりつくされた残りのガラ。


塗装してカーボンシートとリングでおしゃれして。


インストール。
プラスチックの丸いスイッチはNEKOの電源用。


あー楽しかった。





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