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蔵Project 6:外壁材貼り 3

2021.10.30

先週末は一段目が貼り終わったところまででした。
今週は上の段を貼っていきます。


予定通り水切り板金が付きました。これは半田さんのお仕事。これに重ねて杉板を貼っていきます。


コーナー部分は折り返してあります。
コーナー用に別部品を用意するのかと思ってました。


発注するときに長手の長さよりちょっとだけ長く依頼して重ね代にしているようですね。


垂木を逃がすための切り欠きを作るのがめんどくさいです。
右側のカット、垂木との隙間がちょっと空いています。左側のカットは失敗して出来た隙間を木片を接着剤で固定して埋めてごまかしてあります。
CADで図面書いて切り欠きの墨付けを計算で出したのですけど、これがどうも合わない。計算が間違ってたのか、最初の計測が間違ってたのか、カット作業の精度が低いのか。多分全部。一枚一枚現物合わせで墨付けしてカットした方が良かったです(反対側はそうしました。ミスなし)。
脚立を上り下りする時間と体力は喰いますが、一枚でもミスって修正作業が入るとチャラ。さらに場合によっては材を無駄にしなくちゃいけない。素人の作業は現物合わせしてダブルチェックした方が結果的に早くてお得。


押縁が付いちゃえば多少の粗は気にならなくなっちゃいますね。


杉板同士の隙間が多少ばらついても押縁が隠してくれるので大丈夫。


押縁の下側の左右位置は下の段と綺麗に通してあげないと目立つのでそこは気を使って。
ここがずれていると超かっこ悪いです。


運悪く垂木の位置が杉板の真ん中に来てしまったときはノミで叩いて落としました。鋸を入れたり、ジグソーを使ったりしましたがこのサイズのノミが一番作業効率と仕上がりが良かったです。


杉板の縦葺き、好きですねえ。
追加の作業が必要になってもコーススレッドを回して簡単に外すことが出来ますし、エイジングも楽しめる。自分のような人間には最適です。

2021.10.31

続いては切り妻屋根の「妻」に当たる面です。


こちらには垂木が無い代わりに棟木と軒桁があるのと、上部が斜め。部品の長さが一枚一枚異なります。


専用の丸鋸定規を作りました。


作った丸鋸定規が狂っていると大問題になるのでダブルチェック。
赤線部分を密着させて大工さんが垂直に引いた墨と一致しているかを見ます。大丈夫ですね(実は2度作り直した)。


これでカットすれば自動的に角度が出せます。
全部失敗なしで出来ました(かなり嬉しかった)。


棟木と軒桁は105mm幅なので丸鋸を入れてやると向こうまで刃が出ます。鋸を入れられるので切り欠くのが楽でした。垂木は45mmなので突き抜けるところまで深く丸鋸を刺せないんですよね。



一つ作ったら裏表4枚コピーで良さそうなものですが。現物合わせするとこの通り。プロが作った新築でも誤差ってのはあるものです。ここは5mm切り欠きを浅くする必要がありますね。


やっと四隅が終わったところ。なんとここまで1時間掛かっています。
2枚ミスしたので6枚作ってますけど・・・。


しかしここからが早かった。
長辺と隣の短辺の長さの差は5mm。切り欠きがなければ若干の誤差は貼り方の微調整でごまかせそうなので4枚同じ長さでどんどん切っていきました。


よーく見ると数枚は上部に数ミリの隙間が開いていたりします。地上から見る分には絶対ばれないので大丈夫。軒が長いので雨の吹き込みも気にしなくていいでしょうし。


真ん中の一枚で幅調整します。ここだけ160mmになりました。
押縁を付けてみて、ですけど一枚だけ狭いのが目立つかもしれませんね・・・。プロなら左右の板の幅を詰めたように思いますが、作業性を優先してしまいました。


母屋とおそろいなのが嬉しい。ガレージも飫肥杉板にすればよかったなあとつくづく残念に思っております。

押縁固定用のステンレスコーススレッドの在庫が切れたのと。マービーの冬タイヤ交換他メンテナンスがあったので今日はここまで。
ハッピーハロウィン☆





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