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蔵Project11:ドア製作 1

引き戸がほぼ完成したので、もう一つのドアを作成します。


庭を漁ったら出てきたツーバイ材を使います。木材の価格高騰が激しくなってきて、できるだけ今は新しい材を買うのは控えたいところ。


電動カンナで磨くと見違えますね。


丸鋸の刃の切れ味が落ちてきたのでAmazonで一番安かったのを調達。ネーミングはアレですが、よく切れます。コーティングも効いているようで、厚みのある材を切っても粘りません。


横に3本走らせます。ぴったり同じ長さじゃないとまずいので例の方法で墨付けなしでカットします。


こちらは縦に走る部品になります。同じく庭から拾ってきた材を縦に割きます。自作テーブルソーを使いました。


枠の内側角を切り欠いたところに合板の鏡板を固定して強度アップを図ります。
ルーターを使いましたが、テーブルソーの方が仕上がりが綺麗で仕事も早かったと思われます。失敗。


縦の材から、横の材がはまり込む部分を切り取ります。
ここもテーブルソーが活躍。こういう使い方もできるんですね。


手鋸と鑿、カッターで仕上げました。


組み合わせたところ。珍しく正確に加工できたようでピタッと組みあがりました。


組んで初めてルーターで要らんところまで削ってしまったことに気づいたりしましたが。まあ裏になる側なのでこのまま行っちゃいましょう。埋め木で隠せますし。


裏から針葉樹合板をはめ込んでひとまず完成。今回は表に18mm以上のへこみが残るので、飫肥杉板を削らずにはめ込むことが出来ます。
建物側には上がり框と鴨井、縦枠が付きました。押縁とツライチになるよう出っ張らせてます。


ドアをあてがってみたらちょっと高さがギリギリすぎるようなので少し切り落としました。


蝶番はフラッシュにしました。蝶番の厚みがそのままドアと建枠の隙間分になるので、ドアや縦枠を彫り込まなくてOK。楽ちんです。



うっかり吊元側をふかすのを忘れてました。縦枠にそのまま蝶番を付けると軸が干渉してしまうのです。本来は縦枠にもう一本18mm厚位の材を抱かせるべきですが、今からドアの幅を変えるのはめんどくさいので・・・ちょっと強引ですが、縦枠を彫り込んで逃がしてしまいました。


ドアの可動域にも制限が出てしまうのですが、これだけ開くのでまあOKでしょ。


左右それぞれ2mmの隙間を見込みました。どこにも擦ることなく開閉できたのは割と奇跡。


内側から戸当たりを装着。ドアの鏡板の針葉樹合板はフィニッシュネイルで固定しました。


やっと先が見えてきましたね。
材料も残りがほとんどなくなってきました。





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