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インシュレーター/ニップル取り付け

インシュレーターとブレーキの倍力装置(サーボとかマスターバックと呼ばれている部品)への負圧取り出し用ニップルを取り付けます。


と、その前に前回やり残した、ヘッドへの取り付けボルトの座を削ります。おっちゃんに教えてもらった座ぐりドリルを使いました。
M3 = 3.2 * 5.9 * 6 * 45mm
M4 = 4.2 * 7.4 * 6 * 48mm
M5 = 5.2 * 8.9 * 6 * 51mm
M6 = 6.2 * 10.4 * 8 * 58mm
M8 = 8.2 * 13.4 * 12 * 67mm
Amazonで5本で2,519円(送料税込)、特殊性を考えると十分お安い。でもモノタロウあたりで一本だけ買おうとすると何故か3千円以上します。


芯があるおかげでフライス用のエンドミルみたいに暴れることなく斜めの面にボルト座を作ってくれます。


全てのボルト座を同じ高さに削りました。


続いてニップル。この辺りなら肉厚も十分あるのでクラックの心配もないでしょう。


1/8ptのネジ穴を作るために直径9mm、深さ15mm弱の穴を開けました。


そこから斜めにポート内に通します。9mmの穴を崩さないようちょっと気を使いました。


あ。ピントが。
小さく見えますけど、ニップルの内径よりも少しだけ大きいサイズの穴にしてあります。


タップを立てて。


上手くできました。
ボール盤を使わず手だけでタップ立てるのはいつも緊張します。


インシュレーターの取り付けボルト穴も製作。こちらはボール盤が使えるので失敗の心配はあまりありません。ただ、B6はインマニにクーラントが直接ヘッドから流れ込んでいるため、いくつかのインシュレーター取り付けボルトは貫通させられません。下穴の深さを間違えないよう気を使いました。
タップは止まり穴用のスパイラルを使いました。スパイラルタップは初めて使ったのですが、切れ方が全然違います。切りカスがスムーズに排出されるため、回し進めても抵抗が増えず非常にスムーズに回ります。その手ごたえがタップ切りを失敗してネジ山がずるった時とそっくりで。変な汗出ます。


位置取りに自信が持てないので、一つを下穴・タップまでやって、インシュレーターとスロボを仮付けして次の穴位置を最終決定と、一つ一つ確認しながら進めて行きました。一気に全ての下穴を開けてしまえば深さのコントロールが簡単なのですけど、ここまで来て失敗したくないですからね。

作業の様子はこちら。



その甲斐あって、スロボはぴったりフィットしました。


これでインシュレーター位置が完全固定されたので、ポートをギリギリまで拡大出来ます。


この加工も実施してポートを仕上げます。





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