TOP -週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その六 -週末の楽しみ873ISCVISCVはNA6CEの純正を流用することにしました。容量が足りない可能性もあるのですが、純正なのでカプラ―交換しないでそのまま使えるのが便利。配線は延長しないといけないとは思いますが、2線なので楽勝。 NA6スロットルとISCV。太いパイプが空気の取り入れ口で、本来はインテークのパイプに繋がっているはず。じゃないとエアフロがISCVを通る空気量を計量できません。 NA6CEのスロットルドラム。右左どちらにも回転できるようにデザインされています。何のためかは分からないですけど、これはとても便利。ZX12Rスロボを上下逆さまに使うとNA8Cのドラムと回転が逆になってしまうのですが、NA6CEのなら使えますね。 細いパイプ2本は冷却水用。 ハンコが捺された丸い部分にサーモワックスで駆動されるバルブが入っている様子。 青いマーカーを4つ付けた四角い穴がソレノイドで駆動されるバルブでコントロールされたエアが出てくるところ。通電してない状態でも少し隙間があってエアが通過できるようになっています。 NA6のスロットルバルブは全閉時にバタフライとボアが密着して完全に閉じるように設定されています。アイドリング時のエアはISCVからと、ヘッドカバー内を通過してきたブローバイ混じりのエアとで賄われていると思われます。 もう一つの四角い穴はサーモワックスで駆動されるバルブにより調整されたエアの吹き出し口。こちらは全く抵抗なくエアが通過します。温めると閉じるのでしょうが、めんどくさいので実験しませんでした。 冷間時にサーモワックスドリブンのバルブから供給されるエア量は恐らくソレノイドバルブ全開時の量と等しく、相当な量と予想されます。本当は利用した方が良いですが配管がめんどくさいのでとりあえずなしでやってみます。冷間時のアイドリングがつらいようならその時考えましょう。 15mm厚のA5083板で塞ぎます。 バンドソーで粛々とぶった切り。切り代で無駄になる部分がほとんどないのがうれしい。 型を取ってと。 転写。ボルトはM5です。 エア穴が上手く転写できなかったのでもう一度。今度は手袋を履いた手でこすってみました。鉛筆で擦るより綺麗にできました。 ニップル用の3/8PTタップを立てます。 突き抜けられません、d=10mmで止めます。 ISCVとの固定穴は、ブロック側にネジ山を設けなければいけないのをすっかり忘れてて、5mmでそのまま掘ってしまいました・・・・。 ニップルの穴よりもISCVの穴の方が小さいので・・・ ブロックのISCV側の穴はこういうデザインになっています。 13mmのドリルで繭型に10mmほど掘って、リューターでニップル穴と繋いでいます。ブロックに1本だけニップルを立てて→4本に分岐、だとどうしても均等にエアを分配しにくいのと圧損が生まれるためこのデザインとしています。 よく見かけるスロボに取り付けたアルミのチューブから供給するシステム、格好いいのですが、チューブ内部に十分なボリュームが確保されているかどうかは気にかけても良いかも知れません。抵抗が生まれているようだとISCVに近い気筒ばかり吸って均等に配分できなくなり不安定なアイドリングに繋がります。 まあ、純正カム程度の開度ならガンガン吸うので問題ないかもです。 大ボケこいたのの始末はこんな感じで。皿ボルトを沈めてやりました。割とメカメカしくて格好良いかもです。隙間にギリギリ10mmのコマが入るところまでニップル同士を近づけました。 角に糸面を取ってやりました。ISCVの形に沿って成形したくなったのですが、こいつにステーを付けてエンジンルーム内に固定することを考えると余計なことはしない方が良さそうです。 こっちの面にM6のタップを立てておけばいいですかね。 作業の様子はこちら TOPへ |