パワステやっつけちゃいましょう
01.03.23追記:
<注意!!>
実行される前にマルハモータースさんHPの「テクニカルアドバイス」をお読みになってください。
今でも私の車はパワステ改のままですから、トラブルが出たり、他に気付いたことがあれば
即時ご報告申し上げますね。
マツダ車、特にロードスターのパワステは重い味付けになっていて、なんとなくステアリングインフォメ
ーションも多いように感じます。そのためパワステなしと変わらないよ、なんて言っている人も多いのです
が、そんなことはな〜い!!やってみればはっきりしますが、もうぜんぜん違います。変わらない、という
言葉の本当の意味は「分かるような走りができない」という事じゃないの?(^^;; (暴言)そういう人にあえ
てお勧めはしませんが、FRの走りを愛する人にとっては日常性を犠牲にする価値は十分あると思うのです。
試してみるのにお金は1円もかかりません。パワステはエンジンの力を油圧に変えて動力として使ってい
ますから、ベルトをはずし、パワステフルードを抜いてしまえばいいだけの話。ちなみに、ただベルトをは
ずすだけではフルードが邪魔をして超重ステになり、インフォメーションも何もあったものじゃありません。
ステアリングラックをエンジンルーム側から覗き込み観察すると、油圧の銅パイプが4本あります。2本は
ラックの左右をつないでおり、もう2本はパワステポンプに繋がっています。後者の2本のラック側のバン
ジョーボルトを緩めて外してやります。完全に外してしまわなくても隙間ができれば十分です。後はポンプ
を指で回したり、ステアリングを左右に切ったりして、フルードを吐き出させればいいだけです(ジャッキ
アップが必要です)。30分もあればできます。
→気に入った人 パワステポンプとエアコンコンプレッサーは同じベルトで駆動されているため、このま
まではエアコンが使えません。
フルードのない状態でベルトをかけると、パワステポンプがいかれポンチキ
になります。ポンプの中身を抜くか、パワステポンプを外してしまい代わりにテンショナーを取り付けます。
軽くなるし見た目もすっきりするのでテンショナーがいいのですが、高いです。ベルトの長さが変わるので、
短いベルトも必要です。あわせて15.000円チョイのはずです。油圧配管はラジエターの前まで来ており
(パワステクーラーになっているのです)知恵の輪状態でかなり外しにくく、私は問答無用でグラインダーでぶ
った切りました。フルードが焦げてくさかった・・・
ラック側はバンジョーから5センチぐらいのところで、配
管をこれまた2本ともぶった切りホースでUターンさせます。元々配管のどこかについていたホースでいい
です。ホースバンドも再利用できます。ラックの左右をつないでいる配管はそのまま残します。ここをふさ
ぐなら、ラックの中のシールを除かないといけないはずです。まあたいして重さはないし、見えないところ
なので私はそのままで良しとしました。
外したポンプは結構重いはずです。ノーズが軽くなって、走りが楽
しくなって、見た目もグッド、馬力損失もなくなり、タンクからの汚いフルード漏れからもおさらばです。
一石五鳥、言うことなしです。この方法ならラックは買わずに済みますし今までのハンドル切れ角には変化
ありません。重ステラックはロックtoロックで3.3回転、パワステラックは2.8回転です。この差は大き
いよ。クイックじゃなきゃロードスターじゃない!AZ-1(2.2)くらいクイックでもいいと思っているくらい。
→気に入らなかった人 バンジョーボルトを戻して、フルードをタンクから入れ、ステアリングを左右に
きってエア抜きします。フルード交換、と思えばここまでの作業も無駄ではありません。パワステの馬力損
失は3頭ぐらいといわれています。少しでも損失を減らしてあげましょう。
重ステの走りについて少し。
走ってしまえばぜんぜん重くない(当たり前)。高速道路での安定性はむしろ
増します。わだちには取られますが、インフォメーションが早いので対処が早く、振られる量はむしろ少な
いぐらい。車庫入れはつらいです。後ろ向きながら一発で入れるのはガテン系じゃないと厳しいです。
気になるサーキット走行です。私の場合は、ロードスターのもっとも得意とする中速の(3速全開)コー
ナーで、ドリフトアングルが減り、今までより早いドリフトになりました。今までおっかなびっくり突っ込
んでけつが出ると、うっひゃーとカウンター入れていたのが、けつが振られるのが分かりやすいため、カウ
ンターが早く少なくてすみ、慣れるとより突っ込めます。突っ込みでグリップの限界を探りつつノーズを入
れるのもやりやすく、ステアを無駄に切りすぎることがありません。カウンターもフロントキャンバー1.5°
だと勝手に当たる感じで楽です。むしろ戻す方に力が要ります。
いいことばかりのようですが、走り屋でも重ステが好きじゃない人もいます。これはうまい下手ではなく
走り方の違いのようです。進入から結構大きく振っていくのが得意でそれで速い人にはあまり向いていない
かもしれないです?ゼロカウンターのハイスピードドリが好きなら向いています?
ちなみにハンドルは33φです。楽勝です。本当にそんなに重くないんだってば。
↑加工のキモ部分の写真。Uターンしているホースが分かりますよね?
ちなみに、腹下からのぞいています。写真上が車の前側です。
BBSでの議論へ情報を下さった方々に感謝します。(01.03.28追記)
色んな人のご意見をお読みになってみてください!
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