50φセッティング 1マニのスタッドにはダイスを入れ、ナットも清掃しておいたので、締め込みも非常にスムーズ。実に気持ちよく50φの取り付けは終了しました(~o~)。
早速試乗に出ます。予想される状況としてはセッティングの実際に書いたベンチュリー拡大の時と全く同じく、
エンジンなりにアクセルを上手に踏めれば問題ないのですけどね。 表通りに出て4000〜5000まで回転を上げエンジンを暖めていきます。4000辺りはちょうどジェットの切り替わりの狭間で、さらにBPエンジン自体、空気が入りにくい辺りのようです。パワーチェックで濃いめにセットしてファンネルを観察した時、ガスが吹き戻すのが見られたのがちょうど4000辺りだったはずです。つまり口径を上げたベンチュリーでは繋がり感がどうしても悪くなりがちで息ツキが出やすいのですが...
驚いたことにごく普通に前に出ていきます。44−37よりトルク出ているんじゃ?! 加速に段付きも有りません。滑らかに繋がっていきます。 一発目でこの好感触。この辺りの性能は「ある程度」あればそれで構わない私は全く期待していなかったのですが、なんだかツマラナイほど調子良く走ってくれます(笑)。 暖まったところで高回転まで回していきます。そう、一番期待しているのは高回転での変化です。何故かB6に比べて高回転で重たいBPがすこしでもスッキリ回ってくれると良いのですが... ファーストトライ。2速で踏みます。とりあえずノーマルタコで8300まで気持ちよく吹けました。もっと回っていきそうでしたが止めておきました。そのまま3速入れてもう一回8300まで。これも問題なく吹けました。 こちらも良い感触です。44−39より明らかにエンジンが回りたがっています。4000を超えたところから一気にカムに乗る感じがたまらなく気持ちがいい! 44でちょっと中回転で無理をして39入れても、パワーピークは6750回転で発生、そこから先では落ち込んでしまったのですが、50φだと7000を超えたところにピークがある感じです。「感じ」というのはピークが分かりにくいから。ピークを超えたところでの落ち方がスムーズで、オーバーラン特性が劇的に改善しています。中間トルクが落ち込んでの伸び感ではなさそうですから、もしも純粋にピークが高回転側に移行したとすると...(元々264のくせにいまひとつ回りたがらないのが不思議だったのですが)圧縮11のBP、264クラスのカム、程度のエンジンでも44−39では風量が足りないのかもしれませんね... 44φでは39より大きなベンチュリーを入れると、息ツキが激しくなってまともに走るのが難しくなると分かり切っていたので行わなかったのですが...スキッシュが有るおかげで39でも息を付かない弟のエンジンなら41へ拡大することで好結果を期待できるかもしれないです。
しかしカムなりに、とは言え、ちょっと興奮しちゃうくらい気持ちよく回ったなぁ...これだけ回るとシフトのタイミングをかなり工夫できるなぁ...って思いながら2度目の全開。 なんととてつもなく薄い事が判明 4500辺りまではかえって濃い位なのですが、そこを超えると一気に薄化。理論空燃比付近まで行ってしまいます。さっきはこんな空燃比で8000オーバーまで回しちゃったのか...まずかったかもしれないなぁ...綺麗に吹けてくれたのとピークが分かりにくかったのは燃調の薄さも関係してそうではあります(それでも結構高回転でのトルク出てる感じだったのですが)...セット決まればかなり期待できそうな予感がします。1928作るよりこっちのが楽しくなってきてしまった(笑)。やっぱり私はなによりキャブが好きなんですね。
しかし何が原因なのでしょう?>中回転以降の燃調の薄化
やっぱり薄かったのかな?>メイン220(50φデフォルトのセット)。
早く燃調を合わせて4速トライをぶちかましたいところです。4速なら高回転で力のないエンジンはどうしたって回りたがらないですから、どこにピークがあるのかはっきり確認できますもんね。Gテックでも回転数によるG変化を見てみたいところです。 ところで渋滞にはまっても息ツキは出なかったんです。最初のガクガクはいったい何だったんだろう?と不思議だったのですが...家に帰るときに同じ場所で同じ事が起きて分かりました。リンケージシャフトを組むときにリターンスプリングを入れ忘れてました(笑)。アクセルが軽いなぁ、とは思っていたのですが、どうやら地面の凸凹を右足が拾っていたらしいです。ははは(^_^;;。 |