インジェクションタイミング変更 2

9月30日に走行会に出て以来、全くロードスターには乗っていませんでした。カバーはがすのめんどくさくて(^^;

雪が降る前に少し乗ろうかなと久しぶりにカバーをはがしてエンジン始動・・・しようとしたのですが、予想通りバッテリーが干上がる寸前で「ごにょにょにょにょ・・・しーん・・・・」そんな事だろうだと思ってましたよ(T-T

2時間ほど充電して再度チャレンジしたのですが、相変わらず今ひとつすっきり始動しないエンジンです。初爆は入るのですが「ボッ・ボッ・ボッ・ボッ」と単発で後が続きません。ガスが薄い感じ・・・かといって濃くするとカブるんで今の燃料噴射量になってるんです。プラグ外して掃除するのはともかく、カブると下手するとコイルが飛んだりとめんどくさいんで放置してました。

しかしふと何故キャブは問題なく始動出来るのかなと思い始めました。
キャブの場合、始動時のガソリンは予めアクセル踏んで加速ポンプで適当な量を送り込んだ分と、クランキングによる負圧で吸われる分が供給されます。A/Fを考えるとかなり大雑把 である事が想像できます。かなり濃いと思われますが、カブらず始動することから、クランキング時のガソリンの量の設定はさほどシビアなものではないと思われます。多少濃い目でOKのはず。
なのに何故MoTeCで、初爆は入るが後が続かないからと増量するとカブるのでしょう?
以前インジェクションタイミングを変更した時の事を思い出しました。


これがMoTeCデフォルト設定の噴射タイミング(燃料吹き終わり)でした。
1000rpm圧縮上死点前120度〜8000回転275度になっています。
これを全域で圧縮上死点前400度、つまり吸気バルブが開く寸前に吹き終わるように変更したところ、走行時には確かな効果がありました。

ただ、始動性は燃料噴射タイミング=BTDC400度では悪化。0rpmだけは元の値=100度に戻してありました。つまりバルブが閉じている間に吹くより、元の時期=バルブの閉じ終わりに吹いた方がまだしも始動性は良かったのです。

もしかしてここがポイント?
キャブだと初爆の後に供給されるガソリンは、バルブが開いてピストンが下がる負圧によってフロート室から吸い出されて霧状になって供給されます。
MoTeCでガソリンを傘裏に噴射しておくと、バルブが開くと同時にタラッとシリンダー内に垂れてしまい、さらに回転数が足りないのでスキッシュによる混合気の均一化もされにくい?のでしょうか。バルブが開いてから噴射し、傘裏に当たったガソリンが多少なり霧になって直接シリンダー内に入る方が良いのかもしれません。セルを回している時は250rpm〜バッテリーが快調でも400rpm位。ファンネルに手を当ててみても空気の流れはほんの少しですから運転状態とはまるっきり分けて考えるべきなのかも。

となると、思い切ってバルブ最大リフト時に噴射するように設定してみたくなります。


の位置=BTDC256°で噴射させてみました。
バッテリが弱っていたのでどうしても火が弱く、初爆もなかなか入らずいつもよりさらに長いクランキングになりました。これは多少カブるなと思いながら初爆20発くらいでやっと後が続いて始動。残念ながら改善してないなあと思ったのですが・・・
始動してからが違いました。一本もカブっておらず、すぐにすっきりと排気音がそろいました。これなら燃料を増量できます(^_^)v 可能性が見えてきました。


気を良くしてさらにインジェクションタイミングを弄ります(笑)。
バルブが開く前に噴射し、傘裏に溜めておくのが運転時の霧化・気化に効いたのなら、さらに早いタイミングで吹いたらどうなるんでしょうか?実は以前にも400°前後では弄ってみたのですが違いがよく分かりませんでした。
MoTeCはインジェクションタイミングの設定を「吹き始め」or「吹き終わり」から選ぶことが出来ます(普通は吹き終わり時期を設定するのが推奨されています)。これを、

吸気バルブ開く寸前に噴射完了→
吸気バルブ閉じた瞬間から噴射開始に変更。
傘裏にガソリンが溜まってる時間を目いっぱい長くしてみることにしました(この図だと少しの差に見えますが、実際には360°以上違うんですね)。
吹き始めの角度でセッティングする場合、噴射時間が長くなるとバルブが開いてからも噴射してしまうため、各回転数/アクセル開度の開弁率を計算し、吸気バルブが閉じる前から噴射してバルブが開くのに間に合わせる事も必要になります。288°のカム開度ですから、(720°-288°)÷720°=60%を超える開弁率だと問題になるのですが、計算してみたところ使用してるインジェクターがGT-R用の440ccと大容量の為、問題となるのはマップのピークトルク付近の数箇所のみでした。

んで走らせてみると・・・。
むふふふふ(≧▽≦)。流しているときの排気音がまるっきり変わりました。以前にインジェクションタイミングをいじった時以上です。ぷわぁぁぁぁぁ〜んって歌ってますぜ旦那!!巡航状態から踏み込んだ際のエンジンが回ろうとする感じも強くなり、車体が軽くなったようです。これに比べると以前はアクセル踏んでえいやっと加速させていた感じ。
元のファイルに戻してみたのですが、何度やってもやっぱり違いは本物でした。これはまだまだ試してみる価値がありますね。



TOPへ

inserted by FC2 system