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ディテーリング

現時点でも機能的には十分なのですが、見た目も大事なので各部の仕上げを行います。


下側両端を整形しました。ドリルでコーナーに穴を開けておきグラインダーでカット。左下のカットは重要で、この下にエンジンブロックの刻印が来るため隠れてしまうと車検の時に問題になります(hidemitu326さんに教えてもらいました)。
この時点でずいぶん手作り感が減ったように思います。グッとかっこよくなりました。


確かにB6ブロックの刻印はここにあります。


下側の厚みが30mmあるため、そのままだと長いボルトが必要になります。まあ別に良いと言えば良いんですけど、13mmで掘ってキャップボルトが沈めるように加工してありました(フライス用のエンドミルを突っ込んで底面を平らにしました)。これで上側と同じ長さのボルトが使えます。

ただ、万が一キャップボルトの六角穴がズルって回せなくなった場合えらいことになるので、肉も落としちゃうことにしました。見た目も良くなりますしね。
基本またもやグラインダーで戦うのですけど、少しでも戦況を楽にするためドリルで取れるだけ取ってしまいます。


ハチの巣にしました。もちろん今度こそ深さが一定になるよう、気を使いました。


行き過ぎないように気を付けながら横から切断刃を突っ込みます。ドリルであけた穴から覗きながら切るとよろしいです。


こっちからも突っ込みます。こっちの方は多少行き過ぎても大丈夫(元々ドリルの深さは余裕見て浅く入れていますので)。


ぶった切り完了、ここから削り刃で整えていきます。


住友スリーエムのCNCカップホイール、これが凄かった。切削能力は普通の削り用砥石と同じくらいですが、跳ねない。吸い付くように削っていきます。跳ねないので切削面がそのまま仕上がりでよいレベルで綺麗。ペーパーだと相手に合わせて削ってしまうので面が出しにくいのですが、こいつは面が出せます。1枚で2役こなしてくれます。ただし高い。4千円近くします。頂いたのでありがたく使いましたけど自分じゃ買わないだろうなあ。

作業の様子はこちら。





段差はアールを付けました。直角にしてしまうと応力集中で振動によってヒビが入る可能性がありそうです。ボルトの座面部分にエンドミルを突っ込んだ痕が見えますね。上側のボルト穴にも角度加工の前にエンドミルを入れておけば良かったのですが・・・。





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