TOP -週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その六 -週末の楽しみ874完成そろそろ完成が見えてきました。上下を間違って開けてしまったダメ穴他、恥ずかしい過去の過ちををJBウェルドで埋めました。 24時間放置した後の様子。 デブコンみたいな、カチコチに硬化するイメージだったのですが違いました。シリコンにやや近い、柔軟性を保っています。最高気温でも10度、夜間は3〜5度程度だったかと思いますので硬化しきらなかったかもしれません。剥がしたゴミを取っておいて様子を見てみようと思います。 JBウェルドは充填した直後に少し膨らみます。へっこむよりはずっと使いやすいですね。出っ張っている分をガラステーブル+60番のサンドペーパーで削り落とします。治具は取り付けず、インマニの自重だけで削っています。 シリンダーヘッド側、JBウェルドは数分で完全にツライチに削り込まれました。 JBウェルドを使ってなかったとしても、元々全部の作業が終わったら両面を定盤で擦るつもりでした。各作業でのストレスですこーしだけひずんだりするようです。 ポートを転写した際のペイントがすっかり擦り落とされて綺麗になりました。 スロボ側。2か所、JBウェルドの充填をし忘れたところがあるのが悔しい。 差し金を当てて面を見てみましたが、見事に吸い付いていました。シリコンシーラントに頼らなくてもOリングだけでも気密が保てそうです(とはいえ、二次エア吸うとめんどくさいので液パキを強く推奨)。 ここまでの道のり、長かったですが本当に楽しかった。ないモノを作り出すって本当に楽しい。モノづくりの熱を共有してずっと盛り上げ続けてくれた赤マット氏に感謝。こういうの、うっかりすると途中で冷めて塩漬けになったりするので・・・ インストールが待ち遠しいですが、長期出張中なので6月になりそうとのこと。 ずっと温めていたアイディア。 B6の場合、インジェクターがマニに取り付けられます。このシステムで万が一スロボが脱落すると・・・インジェクターも一緒に脱落するため、エンジンルームにガソリンが噴霧されてしまいます。霧状になったガソリンはわずかな火花で着火するので車両火災に直結してしまいます。絶対に避けたい。 インマニに斜めに細い穴を開けてあります。全部で4か所、ここからステンレスワイヤーを出してスロボを縛ってしまいます。レース用のバイクで見られるワイヤーロックですね。美しくよじってあげると実にカッコいい、アレです。 また、ZX12Rのインシュレーターを使ったため、スロボとの接続部分が1ミリ強大きい(ZX14RのスロボがZX12Rインシュレーターに結構しっかりはまり込むためしばらく気づかなかった)ため、気密性確保のためにシリコンシーラントを入れる予定です。これも脱落防止に役立つはず。インマニ+インシュレーター+スロボのアッシィでヘッドに脱着できるのは確認済みです(ここしかない、という一点でボールの6角レンチが通れるところがあって、見つけた時はしびれました)。 赤マット氏は昔峠で膝こすってたそうです。ワイヤーツイスターなんていう、マニアックな工具をお持ちだそうで。プライヤーで良いじゃねーかよ、と思ったりもしますが、せっかくなので活躍させていただければと。 サブスロットルのシャフト穴、シリコンのプラグをアリエクに発注しました。これがまた気持ちいいくらいの収まり。タダみたいな値段だったのでたくさん注文しておきました。吹っ飛んで行ったら新しいの刺せばOK。でも、IDより0.5mm大きいのにしたらシリコンスプレーを吹かないと刺さらないくらいキツキツだったので、そうそう抜けないと思います。 インテークポートの仰角20°きっちり守りました。 インマニのポート内での断面形状変化もできるだけ少なくしてあります。 何よりこの短さ。相当カッコいいエンジンルームになりそうです。 吸気管長については色んな話があるかと思います。うちらは今のところ短くて起きるデメリットはわずか。長くて起きるデメリットは時に体感できるレベル、と思っていますが、この短さはやった事がないので楽しみです。 作業の様子はこちら TOPへ |