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-週末の楽しみ〜ROADSTER SIDE〜その参
STAGEオリジナルフルバケ以前から使用しているフルバケ。 剛性がとても高く、レールが無くてもほとんどたわみません。 A-RFのダイレクトレールとの組み合わせで、左右位置・尻と目線の高さといったドラポジにもほぼ満足出来ていました。 しかし横幅がやや広くて肩以外のホールド性がイマイチ。太ももと尻をもう少し押さえてくれたら良いのになぁと(本物のレカロSP-Gならバッチリなんですけど)。 ・・・って辺りから新しいフルバケ導入を考え始めました。 低い視界に慣れてからはレールの取付位置をもう一段下げて目一杯低い状態でサーキットも走っていました。 街乗りならベルトが3点で身体の動きに自由度がある=視認性の問題がさほど無いため、さらに目線が低くても面白いかな、と思っていました。せっかく椅子を新規に入れるなら更なる低視点を狙いたい・・・のですが、実はこれがかなりの難問。 尻の高さはもう限界まで下がってしまっています。フロアのレール取り付け部の出っ張りとの隙間は僅少、指なんてとても入りません。 さらに視点を下げるためには椅子の背を寝かすという手があるのですが、寝かすとロールバーに干渉する分だけフルバケの肩と頭部分を小さくする必要があります=肩のホールドが減少します、これが気に入らないんです。 寝かした分だけ首の角度が変わって不自然な感じがするのも嫌(←もちろん個人差あり)。 さらに、ハンドルが遠くなるのでボス延長必須、ボスを長くするとハンドル高が上がるため、ハンドルを下げる加工が必要に。それは良いのですが、これをやると乗降性が悪化するのが気になります。 太もものサポートについても同様で、サポート高さを上げて行くと乗降性とのトレードオフが発生します。 ロードスターの場合は全てにベストなシートは難しいので、どれが許せてどれが譲れないかという自分なりの線引きをキチンと持つ必要があるんですね。こればっかりは実際に長時間座ってみたり、狭い駐車場で何度も乗り降りしてみて初めて各人の納得行くラインが見つけられるもんだと思います。 今回はフルバケ常設にするつもりなので日常での乗降性は超重要なポイントなんです。 上半身のホールド性を重視します。 下半身のホールド性はパッドを後付けして何とかできる範囲なら我慢しましょ。 というのが僕の線引き。 で、選択したのがSTAGEオリジナルのフルバケです(画像は旧タイプ表皮)。 ロードスター特有の問題であるロールバーや内装、フロアトンネルとの干渉を出来るだけ減らすため、ホールド性を確保しつつ肩と頭の形状をややコンパクトにしています。そのバランスの取り方が流石ロードスター専門店らしく、上手です。 A-RFのレールをそのまま使いますが、スライドにしたければステージオリジナルのレールも用意されています。レール間にシートを落としこむ事でダイレクトレールと同じくフロアギリギリまで下げてマウント出来ます。 # これはカーボン仕様。 フルバケ取り付けには12-14ミリの板ラチェットが有るととても便利です。ラチェットレンチじゃなく、板ラチェ。この角度が絶妙かつ回転方向が切り替えられるのが素敵。 今までより大幅にアップしたケツと太もものサポートが嬉しいです。勿論乗り降りも楽々。 光の加減でちょっと表皮が荒く写ってますが実際はとても良い質感を持っています、 もう少し下げたくなる目線の高さ→サーキットではスポンジを外して対処。 下半身のサポート性アップ→ニーパッド追加で対処。 で良いかなと(^^)。 写真を失敗しました・・・。 狭い隙間で前側のボルトを締めるのにも板ラチェ(14ミリ)大活躍。 目一杯後ろにスライドさせた状態だとセンタートンネルとは隙間が結構あります。 ハンドルのオフセット量はこの程度。センタートンネルとの隙間を詰めてもう少し左に寄せても良いのですけど、前にスライドする必要が出てくる事もあるので(背の低いプロドライバーに乗ってもらったりとか)この位置で固定。ハンドルオフセットが全然気にならない人間だという事が今更に判明(笑) シートベルトキャッチはNA8純正をエーモン的なステーのゴツイので3センチほど延長して使用。 定番のNA6純正キャッチ流用だと、長すぎて椅子から出っ張って肘に激突&ベルトがずり上がるので・・・。おなじみのセンターコンソールと肘の干渉は対策済み(^^ 4点の受けはL字をレール固定ボルトと共締めしています。 運転席の枕もBRIDEに。いい感じに仕上がりました。 座り比べてみると・・・運転しないならこの助手席の角度(寝てる)+枕ってとっても快適、タイト過ぎないホールドもまさに助手席用にピッタリ。 そりゃ助手席乗った人が気持ちよさげに寝るわけですわ・・・。 TOPへ |