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BP-ZE用MCスロボ流用

バイク用スロットル流用 スロボ選定で書いたように、BPにはZX12Rスロボが良さそうです。幸い安く手に入れられたのでB6に続いてBP用も作ってみることにします。

前回はひたすらディスクグラインダーで頑張ってマニに上向きの角度を付けたのですが、今回はバンドソーを使うことにします。バンドソーを使うアイデアは初めからあったのですけど、グラインダーで出来るんじゃないか、と思ってしまった時点でやらなきゃ負け、という変なマインドセットが生まれてしまい。一度通っておくことにしました。満足したのでもういいです。気を遣うしアルミ粉まみれになるし二度とやらない。


自作のスタンドで直立で固定してあります。

スタンドの作り方はこちら。


さらにテーブルを自作で追加してあります。
テーブルの作り方はこちら。



バンドソーでカットし終わった時点で、ほぼ仕上がっているはずだったのですが。テーブルの精度が甘く、最後の部分がだれてしまいました。

バンドソーでの作業の様子はこちら



マーカーの修正ラインもまたずれていますが(笑)。ちゃんと罫書きを入れてグラインダーで削り落とします。


中華万力に挟んで固定して、慎重に削り進めます。最初に両端の高さを出してから、内側の肉を何度も金尺を当てて確認しつつまっ平になるまで削ります。そんなに難しいことじゃないです。


良いとこ来たらガラステーブル定盤+サンドペーパーで面出し。
最初は素晴らしい勢いで平面が増えていくのですが、多分途中から進まなくなります。そしたら最初からやり直したほうが多分結果的に早いです。
出来ている平面=高い部分を、心を鬼にしてグラインダー+フラップホイールでさらって、もう一度定盤で擦ります。平面の広がりかたが全然違うはず。


全面グラインダーで頑張った時よりはるかに短い時間でここまで来ました。
左下と右上に削りのこしがありますがひとまず無視して先に進みます。おそらくこの先のリュータ―加工で刃が走って傷を付けてしまって、面出しのやり直しになると思われますので。


ここからはB6の時と同じくポート加工、ドリルでハチの巣にしてリューターで繋げて拡大するだけ。


前回はゾーンに入ったらしくて全く覚えてないのです。気づいたら終わっていました。んが、今回は没入できない・・・楽しくない。つか、BPのポートがでかい。マニの厚みをB6=30mmに対して35mmとしたのも効いている。ほんと仕事が進まず気持ちが上がってこない。


気持ちが上がらないときは新しい武器を手にするに限ります。
おっちゃんに「ホールソーはどう?」って言われて何も考えずに買ってしまったのがこちら、アリエクで900円ほど(送料込み)。値段が値段なのでHSSといいつつなんちゃってですぐに鈍っちゃうのかなと思ってたのですが。いやいやどうして。結果、素晴らしい切れ味だったのですけど、素晴らしくなかったのはその長さ。カップの深さが7mmほどしかなくて、35mmのA5083アルミ合金は当然ながら突き抜けられないのでした。


でも迷案を思いついたので実行します。
慎重に開けた下穴=5mmほどをガイドにいざ25mmカップで挑みます・・・隣にすでに開いた穴が見えるようにこの作戦は成功に終わるのですけど、予定外だったのがカップが軸と分離して空回りしてしまったこと。


溶接でくっつけてあるのが見えます。熱で刃が鈍っちゃうかなと心配したのですが、点付けですぐに冷やしたおかげか大丈夫でした。大きめのカップ使うときは特に過負荷にご注意を。カップのネジ部がズルっと行きました。


綺麗な溝が掘れます。ここまでほぼ一瞬。


注意するとしたら、刃のギザギザ部分が潜り込んだ後は、キリコが排出されなくなるのでまめに掃除が必要ということくらい。


セットのホールソー全部使って内側の肉も削げるだけ削ぎます。


んでリューターでさらえばこの通り。周りに壁が出来ているので刃が走る懸念が少なくて簡単ですし、残っている肉の量もわずかなのですぐ終わります。
d=7ミリのカップでも、また同じ作業をすれば掘り進められるというわけ。


この加工後のシャキッとした感じが、どういうわけだかとても大きな幸せをくれるのです。


2度目のリューター加工完了。調子こいてたら一発刃が走りました。やはり。


もう一発掘ります。


一番外側の25mmカップだけ入れて。


治具を外して反対側から攻撃します。
斜めの面にカップを刺すようになりますが、軸があるので大丈夫。暴れません。


出来るだけ肉を取り去って。


リューター加工。治具が無いので万力に固定しておかないとワークが動き回ってしまって作業しにくいです。


ここまでくれば残された厚みはわずか。
25mmカップを通してやれば御覧の通り、貫通しました。


d=20mm以上のホールソーがあれば裏表から刺してやるだけでこの状態になっていたはずで、自分の馬鹿さ加減が悔やまれます。ええ、気づいてすぐに発注したのですけど届くの待てない性分なのでこんな作業をしているのでした。

作業の様子はこちら


ここからならリューターで拡大する作業もそんなに大変じゃなく、ゾーンにもさくっと入れるような気がします。





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